« 2013年11月 | メイン | 2014年1月 »

2013年12月

2013年12月24日 (火)

冬至はやはり日が短い

クリスマス直近3連休。もうすぐシゴトも正月休みで、年末年始の帰省だと言うのに、おうちの方々から留守番を言い渡され帰宅。最初の2日間は子供は学校行事で泊り込み、家内も友人宅へ行ったきりなので、私は動物達と戯れているだけ。

131222 
初日は諸々片付けと準備と移動日、翌2日目はダラダラ過ごし、最終日3日目はお誘い受けていた練習にでも・・・と考えていたが、どうも3日目は既にプランが決まっているらしく、無理な単独行動は軋轢を生む感じだったので自重、となると、2日目しか自由は無い。

そう気が付いた、というより(予定を)聞かされたのが当日昼前。とりあえず昼食だけ腹に入れて着替え、仕度が出来た段階で13時半。

京都で既知の、そしてここ1年ないし半年以内に走ったことあるコースで、すぐに戻って来れそうな所・・・直感で“茶屋”しか思いつかず。

丁度雨があがった後だったのでウェット状態も鑑み、かつ一気に負荷をかけられるからいいや、とすぐに西へ向かう。

131222_2 
食った直後で内臓に血が行ってるのか、思いのほか力のかからない状態で登坂開始。入り口辺りの路側温度は6℃。

きばってそこそこの時計を出したいトコだが、途中の片側通行信号(前回の京都練の時もあったが)越えて、車の離合難があったせいで集中力が途切れ、シンドイ割にありえない数字でピークに。ガッカリだわ。

131222_3 
寒いのですぐに折り返し。茶屋からオフロードに入るも、暗い森や滑る根、以前より更に岩が多く転がる路面で意気消沈。行けない訳じゃないが勢いがないのと「飛び石コワイ」で、もうネガネガ。

たらたらSTを通過し、麓へ。

Photo_2 
東の山は(北もだが)雪を被っている。スノーライドも楽しかろうが、体力も技術も落ちてる今の私は、ちゃんと乗れるところで走らないと。

あまりに不甲斐ないのでそのまま西から東へ。既に日は傾いているが、東の山は“西斜面”を走るので最後まで明るい(ハズ。実際は谷筋を通ると暗い)のでラストチャンスで駆け上がる。

131222_4

当然ピークまで向かうには時間が足りず、中台まで。この時点で16時前。「時間が無い!」と気持ち追い込んだので先よりは充実した登坂。そんな事に浸る間もなくすぐにSTを下る。

まさに尾根から谷筋に降りて小川沿い。以前より走れるようになった場所もあるが、総じて乗りにくいコースでもある。

あっという間に麓へ。その後その足で家まで。

走行距離:27km(短っ)

走行時間:1時間43分(少なっ) うちL4=16分、それ以上=24分

上昇:625m

こう見ると京都のみんなって毎朝コレくらいのメニューで“短時間に高負荷”かけてんだな。すげえや。

2013年12月15日 (日)

ガチモコ。

土曜ダラダラだったので日曜走るぞ、てな感じでセンムのお誘いに乗る。いつもの事だが、この時期誰かに引っ張り出してもらわないと行動しない私だ。

朝5時半、一旦目が覚めるがふと気が緩んで6時。モコの集合場所まで50分はかかるので7時半集合だと6時40分には家を出ないとダメ。普段出発に1時間程要してる私は「・・・んー。DNSにしようかな」と「でも折角のチャンスだし・・・」てのが少しの間頭の中をぐるぐる。でも、「やっぱり行く!」

着替えて朝のパンを腹に入れて、ギリ6時40分に玄関の扉を閉める。ところが、建屋を出るとポツポツ・・・。萎える。

それでもXバンドレーダーの情報を信じ、ひたすら川沿いを遡上。やがて雨も止み、空は青く晴れてきた。但し、寒い。

結構頑張ったつもりで、集合場所へは50分を切って到着するも3分遅刻。そこにはセンムとばししさん、すぐ後に45さんが来られて、今日のメンバーが揃う・・・ってどう考えても“エリート+ほぼエリート”な面々に私がくっ付いてる状態。

早速山に向って走り出す。皆さんにとって“ゆっくり”は私で既に中庸以上。オンロードは4人固まっていたが、やがて土が見える手前からペース上がる=多分センムの身体が温まって“通常”の強度に上げたからに違いない。・・・上がった瞬間にこちらはL6程度、そこでぐっと行ったが続かず、その瞬間に3人が一気に数十メートル離れてしまった。

オフロードならここ連週で入ってる私のほうが道に慣れてるからそれなりに行けるだろう・・・って甘い。彼らのそれと私のコレでは力が違う。っとそこでペダルが砂の壁にかかり止ってしまう。ここでジ・エンド。見えなくなった。

それでもGCであまり待たせてはいけないと、通常より負荷上げて(自分比)追う。

1312151_2

1312152_2 
お待たせです。気温が低いせいか、電子機器のバッテリー出力ダウン。

「身体が冷えてはイカン」とすぐ走り出す。ピークからそのまま下り、折り返しポイントからオンロードでまた登り、奥のSTへ。

ここは木の間が狭いからハンドル広げたKWだと何気に怖い。でも前走する3人も275や29erやで元々ワイドハンドルを使っているので条件同じ。彼らは的確に木々をすり抜けていく。最後にゃ直前の根で滑ってビビリ入って終端の急坂を降りてしまう。

再びモコ本線に戻り「ちょっと探検」と、途中に見つけた枝道に入ってみる。以前単車が入っていったのを見ているが、先がどうだか。

1312153 
結構粘って登ってみた。ガレガレ&根っこ、残念ながら行き止まり。諦めて引き返す。

元の本線に戻り、ピークに向うがまた気になる道が。45さん単独で探索隊・・・やっぱり戻ってきた。

リミット時間も迫っているのでピークから一気に下る。手加減してると言え、やはり前3人はビューンと行ってしまう。辛うじて姿を追っていく私。

締めはST。前回迷って戻ったが、今日はシェルパが案内してくれるので問題なし。ってコースは問題無かったが、私にあり。ST遅い上に、残り1/4を残してパンク。と言うよりフロントタイヤのビードが外れた。急坂に入る手前で何かに引っ掛かり、ハンドルが切れてボテコケしたら「ありゃ?!」・・・当然手持ちのポンプじゃ役に立たない。

仕方なく担ぎで小走り。遠くから45さんの呼ぶ声。またまた待たせてしまった。皆に症状見てもらうと、センムが「コレを使いましょう」とクイックインフレータ(ガス)を使って施術。本当のパンクが気になったが、幸い一発でビード上がり、少々空気漏れはあるようだが、なんとか下山できそう。センムありがとう&申し訳ない。

最後の急坂も『前は(下車せず)行ったハズ』だったがビビリで押して降りる(=それでも足元危ない)。やがて駐車場に戻り解散。

水が無い&腹減ったでいつものコンビニ。

1312154 
結構砂汚れが付いた。そしてやはり地味にフロントの気圧は下がっている。ここでインフレートしてどこまで持つか・・・結局帰りまでにもう一度空気入れてギリ帰着。

走行距離:60km

走行時間:3時間38分 うちL4=34分、L5以上24分

上昇:1010m ※久しぶりに1000越えたが探検の押しも含まれてるし・・・って1000程度で満足ってどういうことよ?(自問)

そう言えば、帰りの河川敷を下ってるとtakeさん遭遇。朝出るチャンスを逸した様子。子供が小さいとそうだよな。もう私らの年代になると、子供も大きく、逆にかまってくれないようになるのだが・・・ええのやら悪いのやら。

2013年12月 9日 (月)

みんなが坂を登るから

今週も土曜が半日仕事だったので、日曜だけの話。

早起きが相変わらず辛い。朝日を浴びて活力の元にしたいが、休みの日は特に義務感もなく、身体がおもむくままに目を覚ます。一応睡眠「量」に気を遣っているつもり。それでも昼までぶっ通しで寝れる程ではなく、何かしらの得体の知れない緊張で中途半端に起きてしまう。そういうこの日も8時半には床から出た。

片付け物や、洗濯やを処理しつつ、昼前に買い出しに出かけ、安い値札のついた弁当を漁り、それを腹に入れてから自転車を引っ張り出す。と言うことで13時発。

FB見てると、すばらしい秋晴れの中、ランニングしたり、最後の紅葉を楽しんだり、凍てつく前の峠を目指してロードを走らせたり、かのマキノではCXの全日本で若い衆からオジサンまでガチだったりと、既に皆は精力的に活動中。私は・・・義務的に自転車を漕ぎ出した次第。

(自分的に)オンロード仕様=ASPEN(チューブ入り)とWH-M775(XT)のセットのまま、はなっから土に向うことをせず、とりあえず山を目指す。この時間からオフロードにアプローチしても暗くなる一方だし、日が落ちる頃に帰ってきて洗車も面倒だし。

なんか皆が登坂してる気になったので、自分も「山の上(もしくは峠)にたどり着く」事だけを目標にし、何気に“3の山”に向った。

リエゾンはゆっくり行こうとしたが、たまたま“じゃれてくれる”ライダーが居たので抜きつ抜かれつでテンション高めで30分。そこから頑張る区間はそれなりに、1方面途中から国道へ入り、AVR3練コースはキツイから止めて(ヘタレ)、国道ままを走っていくことにした。

多分こっちのほうが“緩い”だろうと思っていた(この3桁国道ルートからのアプローチは初見)が、なんの途中からガツンときつくなって「灯籠」辺りからガクッとペースダウン。そこまでの歯が耐えられず、ピヨピヨな登坂。

「あーこの状態だと(山頂まで)行けんな・・・」と弱気になるも、その坂が終わると見たことある脇道が。「あ、ここまで上がってきてるんだ」と「あっ入り口!」で北斜面側の道までたどり着いた。

さてもうひとふん張り。だが、最近までずっと軽量なSLRを履いていた事に慣れてしまい、このM775ではリアに“おもり”をつけたが如く感じ、全くペースが上がらない。それに腰(背筋)や腹筋やが痛いのでヨワヨワ。いかに登坂してないかが分かる。更に気温が低いか、足先が冷たくなってきた。

それでも騙し騙しでピークまで。

3131208

この時点で14時45分くらい。なんか夕方って雰囲気。

『行ったどー』の証拠写真を撮って汗拭いてすぐに下る。登坂時より更に足先が冷える。大丈夫だろうとシューズカバー無しで走ってきたのが失敗。山は気温が低いのだ(アタリマエ)。

「う゛ーーー」とか「あ゛ーーー」とか声じゃない叫びを上げながら山の入り口まで。そのまま登ってきた国道、ワインディングを下る。寒いわ西日がキツイわ自分のコーナーリングに酔うわ(=陶酔してる、ではなく車酔いの方ね)で頭痛いまま一番近いコンビニへ。

131208

この店でのお約束か、肉まん買ってささやかな暖をとる。関西人にとって“からし”が付かないのはやっぱり寂しい限りだが。

後は来た道ままを戻り、家に着いたのが16時半。日没寸前。

走行距離:60km

走行時間:2時間47分 うちL4=37分、L5=17分

上昇:845m

ナシテ筋肉痛?どんだけ登坂してないのよ、を実感させられた週末だった。

2013年12月 1日 (日)

サスの「デキ」を見に行く。

ホントにオジサンは体力無いな。どこでリカバリーすりゃええんや、って程。今日こそ朝から出かけて、ちゃんと紅葉見て・・・と思って6時に目覚ましかけるもダウン(その時点、いやその少し前に起きてるんだよ。でも身体のだるさがハンパない)。8時半に再度起きてゆっくり仕度。それでも出ようか否かグダグダする。

「折角前日にメンテしたんだし・・・」唯一のモチベーションがコレ。9時半回ってから家を出る。

この時間帯だと気温も結構上がってきて快適。連続したペダリングで少し汗ばむ程度。

131201

天気も申し分ない。

例の如くモコに向かう訳だが、またやらかした“川沿いロスト”。川を遡上する際、別に走る道は右岸でも左岸でもいいのだが、何箇所か分岐=川からすれば合流点があり、その“遡上する側の川”を間違えると目的地を大きく逸れてしまうのだ。今日もボーっと走ってたのでやらかした。

大回り&無駄にアップダウンを通過して、本来の道へ戻る。そのまま丘を抜けてモコへ。

相変わらず単車、ジムニー、自転車(オチ系)とすれ違ってGCまで。

131201_2

ここまで、そしてこの先のピークまで登って感じたのは、やはりトラクションのかかり易さ。凸凹だけでなく、コブシ大の石が連続する所では、不用意にリアが跳ねない&フロントが思ったラインを通ってくれるので幾分ラクだし、乗って行けて楽しい。=HT車のトラクションにフロントフォークは非常に重要な影響を及ぼすってご存知やね?まあ、29erの人にはそんな苦労も過去話でしょうが・・・。

さて下り。速くなっ・・・てるワケない。乗り手が一緒だから。それでも、まず第一に『静かになった』。そう、チェーンの暴れが減ったか、ドンガラガッシャン的な音が少なくなった。合わせてブレーキをリリースしている時間が長いので、結果スムースに自転車を通せる。自転車をバンクさせて前輪の“当て”をしても踏ん張ってくれる。そう、コレを待っとったんだよ。FOXチューンはこうでなくちゃ。

折り返しから再度登り、足つきが少ない。そして下り。速度が上がっても恐怖心が少ない=挙動が安定している。良かった、効果ありで。

復路で更に乗り物の進入が多くなってきた事から、今日も1往復で上がり(練習になっとらんな)。丁度お昼だったので、帰りはST経由(一度しか通った事がない)で、少々のロストも今の時間帯ならええよな、で突入。しかし・・・やっぱりロスト。あまりに人が入ってない&イノシシラッセルが激しく、思うように進まない。結局行き止まりまで行って、そのまま同じ道を戻り、往復50分近く費やして元の入り口。なんのこっちゃ。今日はロストデーやな。

麓まで下りると13時前、急激に腹が減ってきた。いわゆるハンガーノック手前。ちょっとした坂を越えるのがシンドイ。丘のピークから下り基調で向える、いつもと違うコンビニへ。そこで補給。&他のツーリングのライダーとお話。

その後、坂を越えて川まで戻るとやっぱり発生、頻脈モード。もう帰るしかない。淡々と、そして黙々と。

走行距離:56km

走行時間:3時間9分(STでの押しも含む) うちL4=25分、L5ちょい 復路頻脈モード=47分(18km)

上昇:785m(STで押し上げてるのも入ってるんだろうな)

結局、今年は紅葉を見に行くという行為は出来なかったな。なんともソンした気分。

11月の集計。

気が付きゃ11月終わっとった。

走行距離:308km/走行時間:16時間3分/乗車回数:9回

寒くなってダレてますな。&平日の疲れが抜けないまま休日のどちらか出勤してるという、ココロが休めない状況。ドキドキ発生も多いし。

「休む時は休む」のメリハリが大事なんだろうな。

禁断のFITカートリッジ ダンパーオイル交換~2012 32 FLOAT100 FIT Remote(OE)

ついに・・・そしてやっと・・・あのダンパーユニットをイジる日が来た。気になって気になって2年、ようやくメーカ本国サイトのヘルプにこのフォーク=2012 32 FLOAT100 FIT Remote関連の情報がupされた。

この時代のFITダンパーのフォーク、バスオイルまでのメンテは、旧オープンバス時代に比べ簡単ではあった。が、肝心の制御部であるダンパーオイル交換は、シロウトが手を入れられない状態だった。ディストリビューのタHPでは、同RLCタイプの簡易なメンテ方法は公開されていたが、私のRemote関連の情報は無し。確かに、出荷量も少なそうだし、使っている人も殆ど見ない。特に“フォークのロック”を重視するライダーはXCレースする人くらいだし。

ここ数週間、急激に気温が下がり、サスの動きが特に悪く感じられるようになり、「ダンパーだけ外して、ディストリにメンテに出そう」と考えていた。そう、ダンパーだけを販売店経由で輸入元にメンテしてもらうと、多少なりともお安く上がるからである(因みにXC系32フォークで、ダンパーのみ扱いで約5千円~、フォークごとだと約1万5千円~の基本料金がかかるとな。当然交換部品が増えると増額)。

「何とか安く上げたい」「構造を知りたい」と、いつものサスフェチ魂にスイッチが入り、改めて情報収集し、「よし、自分で出来るハズ!」と決めたのがこの週末。メンテに出して1週間以上自転車に乗れないより、1日我慢でその後も乗り続けられるほうがいい=『“乗らない”言い訳を作らない』という理由も後押し。早速金曜夜に店から諸々買ってきた。

Photo

フォークオイルは指定の純正10wt_RED。純正?サービスツールとしてシリンジ(インジェクタ)。ここには載せてないがクラッシュワッシャー1対。因みにオイルは“FUCHS”とボトルの蓋に書いてある。調べると、容器の形も全く同じだからフックス・シルコリン製だろう。

必要なものは、上記以外に純正10wt_GREENオイル(もしくは旧7wt=私はこれ)。アウターケースを抜いた段階でバスオイルが吐出されるので必須。工具はアーレンキー1.5mm(ロックリモートカム)、2mm(リバウンドダイヤル)、2.5mm(ブレーキケーブルマウント)、3mm(リモートワイヤマウント)、4mm・5mm(ステム周り・キャリパ)、ボックスレンチ10mm(ボトムナット)、ソケット27mm(トップキャップ)、小さなマイナスドライバー(トップキャップリテイニングリング=Cリング)、プラハン。オイルパン、ウェス。

今回、寒いので基本作業は室内で。ブルーシートを床に敷き、作業開始。

いつものお約束。もし、コレを見て作業される方は自己責任で。先出のメーカ本国サイトを充分に読解して、納得した上で作業を。

さて、分解。

Photo_2

Photo_3

2

Photo_4

リモート関連取り外し、トップキャップを緩める。なお、Remoteトップキャップのは27mm。RLCとかは26mmなのでご注意。

ここまで出来たらフォークを外しにかかる。ホイールを外し、キャリパを外し、ブレーキケーブル(ホース)留めを外し、ステムを緩め、ヘッドキャップを取り外すとズコン!とフォークが落ちてくる。

Photo_5

本体はフロアポンプとフレームはボロチューブで縛り、ステム~ヘッド部に8mmのロングなアーレンキーを刺して引っ掛けてある、の図。

久しぶりに“落とした”フォークを見れば傷だらけ。ショックだったのはインナーチューブ内側に小さな掻き傷あり。

Photo_6

まあ、油も引いてこないみたいだし、放置しかないな。2年使って激しくレースにも、だからそりゃなるわ。

フォークを一通り拭き上げたら、アウターケース取り外し。

Photo_7

Photo_8

Photo_9

アウターケース外して、FITダンパー外して、フォームリング抜いて洗って、まで。

Photo_10

コイツがFITカートリッジ。因みに右の一番細い部分がダンパーシャフトだが、その左先端に付いているピストンバルブ(中に入っているので見えない)が、中央の黒いカートリッジボディ内を往復し、抵抗を生じさせる。その際、押されたオイルは一時的に左のブラダに流れ込み、そのゴム本体を膨らませる。“入り”初期は逃げ場が“柔らかい”の入って行き易く、後半はゴムが張る。“伸び”時は深く入った分をゴムが押し戻すので初期速度は速い。伸びきる前は流速が遅くなる、という仕組み。いわゆるプログレッシブダンパーだな。

Photo_11

Photo_12

Photo_13

“通常”~“膨らむ”~“痩せる”。痩せるはダンパーを引いた場合=ネガ側の伸びを取った場合。これからの作業前に、本体の「標準時」の全長=ダンパーシャフトの突き出し量をチェックする必要があるのだが、そこは今回165mmだった。因みに引き切ると178mm。約1.3mm余長見てあるな。※この数値は絶対値ではなく、おおよその目安。充填されるオイル量を測らないので、標準時(ニュートラル・0G時)の無理のないポジションでのオイル決めとなる為。

さて、メインイベント。ダンパーオイルを換える。そのためにトップキャップ内のプランジャー=ロックアウト用フタを取る。そのためにはリテイニングリング=Cリングを外すのだが、ここが今回一番手間取った。

Photo

内側の出っ張りにあるCリングじゃなく、外回りに切れ目が見えてるCリング。コイツが厄介でほんの少し切り掻きがあって、そこにマイナスドライバーを当てるのだが、まー小さすぎて掛からない。カッターナイフとかメガネ用精密ドライバーとか、ラジオペンチとか爪とか・・・結局諦めて先の小さなマイナスドライバーを買ってきて、ようやく・・・ピン!と弾いて飛んで行って外れた(ベランダでやってたら無くしているトコ)。

Photo_2

プランジャーとバネと。小さく油に沈んでいるのがリテイニング(コレはだいぶ油を出してから撮った)。ここまで外れれば、ブラダとカートリッジに通じるトップキャップ中央の穴に、シリンジを挿して、新しい油を満たし、後はディスクブレーキのブリーディングの要領で油を排出&エア抜きすればいい。

Photo_3

ダンパーシャフトを押し込み、ブラダを握ると古い油が上がってくる。少し濁った、オレンジ色に変色したのが見える。それをスポイト~今回忘れたので太いストロー~で吸い上げ、オイルパンに流す。

ある程度油面が下がったら新しいのを足し、もう一度同じ作業。さっきより濁りの少ない油が上がってきて、それを捨てる。そしてまた新しいのを足す。そこからダンパーシャフトを何度も往復させ、気泡を抜く=ブリーディング。明らかにシャフトを動かしている時、ブチュブチュ言って、シリンジに気泡が上がってくるのだが、何度か繰り返すうちに音がしなくなる。

そしてもう一度“絞り”、それを摘出して、再度新しい油を入れ、湧き出す分の色が殆ど新品と変わらないことを確認して、シリンジから全ての油を抜く。この際、ダンパーシャフトは「ニュートラルポジション」へ。

シリンジを抜いた後、トップキャップに溢れている余分な油をしっかり拭き取り、ヘルプに記載してあるように『油面を確認』し、スプリングとプランジャーを挿入、リテイニングを嵌めて出来上がり。再度ダンパーシャフトを動かし、プランジャーを押して“ロック状態”になるか確認し、完了。

後は逆手順で。ダンパーを取り付け(この段階では手で締める程度)、忘れずフォームリングにしっかり油=10wt_GREENまたは7wtを滲み込ませ、アウターケースを挿してバスオイルを流し込む。

Photo_4

新しいクラッシュワッシャーを挟んでボトムナットを締め、リバウンドダイヤル取り付け。

フォークをフレームに組み付け、ステムを締め、ブレーキ関連、リモート関連取り付け。ホイールをセットし、ハンドル角やキャリパ位置あわせ。最後にサスのエアチャンバーを適正値まで加圧し、リバウンドダイヤルを締め緩め+ロックレバー動作を確認し、ミッション完了。

スムーズだ。

明日走って見ないと何とも言えんが、間違いなく機能は復活してるだろう。

既にFOXの現行ダンパーがFIT_CTDになってるので、この作業TIPSも陳腐になってしまってるが、自分にとっては大事だし、経験しておいて正解。次回からはもう少し早く出来そうなので、これで安心してサスに頼れる?だろう。=運転下手は機能に頼るしかないから。

以下、参考までに

*オイル使用量(ボトルの目盛りの減りから)

10wt_RED:約140cc=充填30cc程度(ヘルプ・OIL表から)+シリンジでの洗浄・廃棄~多分、普通はこんなに使わなくて良いハズ。

10wt_GREEN:約60cc=バスオイル20cc×2(左右)+フォームリングに

*ブリーディング時間

約40分(放置含む)