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2011年12月

2011年12月30日 (金)

Un-reachable(アンリーチャボー)

28日は仕事納め~お疲れさん会で飲み会、29日は掃除・洗濯・今年最後のゴミ出し~尾張からバス移動~自宅。何かバタバタでしたわ。

その僅かな隙間で今年最終の自転車近所周りしてきましたが、日が昇ってからってのもあってびっくりする程の寒さではない(そりゃ街中やし)中、散歩コースを終えてODOメータを見ると・・・

『3,988km』

あちゃー4,000km到達せず。所謂「元旦リセット」しているので、正味1年間の走行距離。実際、公開するのも憚(はばか)る位にショボイ距離だが、せめて自分で決めたその閾値は越えたかった。

今年の全てを語っているようだな。「あとひとつ足りない」

この1年、沢山の方々のお世話になり、助力いただき、大変感謝しております。ありがとうございました。しかし、具体的な成果として語れるようなものが残せませんでした。来年こそはその隙間を埋めよう。もうちょっと工夫しよう。こんなオッサンですが、また遊んでやってください。

この正月休暇は自宅に戻り、外出は基本実家周りくらいです。MTBは尾張の家に置いたまま。なのでノーMTB週間です。

では皆様良いお年を。

2011年12月25日 (日)

しまらない8

今日は天気予報によると「ホワイトクリスマス」になると言ってたな・・・

今年最後になるだろうトレイルライド、やっぱり締めは8、って事で、予てからお願いしていたnabeさんと向かうことに。念のため出発直前の天気を確認してからね、との事で7時、空を見ると太陽が出ているし路面も乾いている。こりゃ「行かなあかんっしょ」って感じで準備。でもこの時点で“定時出勤”に間に合わなかったので「ごめんなさい。集合30分遅らせて・・・」と早くも体たらくぶり。

8時ちょい前に家を出る。寒い。空は若干北のほうに雲がかかってたが「持つだろう」と判断、ペダルを踏み出す。しかし、予報は正確やね。行程の1/4過ぎた辺りから顔に冷たいものが当りだし、半分過ぎた位から降ってきた。雪?違う。霙(みぞれ)か?・・・どんどん路面も濡れだし、霙、いや雨になってきた。

「うわー」この時点でこの状態は辛い。ウィンドブレーカーも濡れ、タイツも水分を含んでいく。「どうしようかな、nabeさん連絡入れるべきかな、いや、もう出てるかな・・・」考えつつもペダリングをやめることなく進む。止まると間違いなく寒い。

もう行くしかない。行ってから考えよう、とだんだん雨脚が強くなる中、小高い坂を越え、集合場所に近づく。歩道を走行していると、正面からランニングする人が見える。この天気の中、奇特な人も居るもんだな、と思ってると相手もペースを落とす。「あぁっ」

oh!ハシ君だった。あまりの天気に自転車でなくランでトレーニングとか。熱心やね。こっちは意地で走ってるようなもんだから・・・お互い「気をつけてなー」で分かれるが、正味ヤバイのはこちらだろう。もう手が悴(かじか)んで感覚が無い。

集合場所に着いた。霙が深々と降っている。そこにnabeさんが先に到着されていた。共に「こりゃあかんねー」が第1声。そこでnabeさんより提案。①頑張って山に入る。②nebeさん邸へ退避。・・・もう選択の余地無し。迷わず「②でお願いします」

しゃべる自販機で“おしるこ”1本だけ暖を取り、そこからもう完全に雨天走行状態。加えて下り基調で街に向かうが、初めは「CX日和やね」とか言ってたものの、路面からのハネで全身上も下も濡れだし、だんだん「寒い寒い寒い」しか言わなくなった。

で、30分くらい走ったろうか、nabeさん邸到着。タオルを借り、ウェアの上から身体を拭いて震えていると暖かいスープの差し入れを奥さんから。助かったーありがとうございます。

その後はnabeさんに甘えて家まで車で送ってもらうことに。

Photo

(車窓から。雪だったり霙だったり雨だったり。この中を帰らずに済んでよかった)

その後は帰って着替えて食事して来シーズンの話をして解散。いや、ホント助かりました。nabeさん、ありがとうございました。

結局今年最後のトレイルライドは叶わず。でもまた年明けてからもあるし。皆さんまたよろしくね。

2011年12月24日 (土)

単独の1

やっぱり“自ら”ってのは億劫になりますわ、この時期は。今日はそれなりの時間に起きたけどなかなか出掛ける準備が進まない。結局家を出たのは9時。

天気予報見たら明日雨?or雪?みたいな感じなんで、8に行っとくべきかなと思いつつも、定時よりかなり遅いので気が乗らず、1に向かうことにした。

出発して暫くは交通量が多い区間を走るので、仕方なく歩道をだらだら。“朝の散歩”コースを辿るわけだが、こんな時間だと道路脇の店舗も開いているところが多く、しょっちゅう車の出入りがある。前にも言ったが、“2輪”を意識していないドライバーが本当に多いので、自転車や単車はよく無視される。危険なのがGS、パチンコ店、大型スーパー、ゴルフの打ち放しの入り口。いずれもこの沿線にあるのだが、本線から進入の際、歩道を横切る前に止まろうともせず一気にハンドルを切ってくる。側道や歩道にあたかも何も無かったように。

だからその区間は、朝以外は殆どママチャリかそれ以下のペースで走ることにしている。それでも30分ほど走る間に2回、上記のことと遭遇している。もう、うんざり、と言うより自己防衛するしかないですわ。

そんな下らん区間を通過し、登り基調になる郊外からは「ちゃんと走る」ゾーンへ。車も減り、信号も減り、店舗も減りでやっと環境が整う。その分目標地点までは殆ど止まる箇所が少ないんでしんどいのだが。

さっきの街からトレイル入り口手前のポイントまでリエゾン40分程(結構頑張ったつもり)。そこで息を整えて、ずり下がりつつあるタイツを修正して、いざ。そこからピークまでは休み無し。若干オンロードを登り、少し荒れたジープへ。途中コンクリになったり急勾配だったりを通って山の峠へ。前回は雪があったが今日は無し。風が抜けて寒い寒い。そこまで30分ちょい。

そこからはさらに荒れたジープをダウンヒル。下り出してすぐの「日だまり」ポイントで停車。

Photo

(どうも写真が青くなるなぁ。露出の調整が出来とらんのか?ケータイでもそこそこマシな写真が撮れる方法、誰か教えて)

そして空は

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雲ひとつ無い。

ここで洒落た御仁ならジェットボイルで湯を沸し、珈琲の一杯でも喫するのだろうが、生憎その手の装備は持ち合わせは無く、汗を拭いたら再出発。

そこから先は日陰になるのでホンマに寒い。でもこれからもっと寒くなるんだろうな。

所々ある斜めの排水溝に気をつけながら下ってSTへ。ここ来て3回目だが、なかなかトラップ(=隠れ岩や盛り上がった砂とその先の溝)が覚えられない。加えて猪?がゴリゴリと道を掘り起こすもんだからステアが取られる取られる。でも、修正できるもんね。“バネ下”が軽いから・・・あ、29erはそんな事気にもしてない?ん?そんな事があることすら分からない?そうですか・・・。

そんなST下りも対処療法的にこなして終了。その後は向かい風に抗って元の道を戻るだけ。結構「脚に来てる」し巡航ままならない。そういえば“強い人”はオンロード平地で30km/h巡航は当たり前(山仕様のXC系MTBで)とノタマウが、私はなかなかその境地に到達できない。気を引き締め「頑張るぞ」と思って、ある一定区間なら耐えられるが・・・え?29erはそんなの鼻唄まじりで楽勝?何を低レベルな話をしとるのだ?って?はぁ、そうですかそうですか・・・。

てな訳で街にもどり、例の歩道をたらたらと・・・お昼過ぎには帰着。

そういえば世間はXmasだったよな。子供に「帰ってこんでええで」と言われてもう頭の中からデリートしてましたわ。では皆さん幸せなイヴを。

2011年12月23日 (金)

FシリーズO/Bタイプのダンパーオイル交換 その3[組立編]

いよいよ組むよ。といっても手順は分解の逆。注意点を記して行く。各部品はきれいに拭き上げましたか?

最後も言うが、あくまで自己責任でお願いしますよ(この記事だけ先に見た人向け)

①フォームリングにフォークオイルをしっかり浸す(ヒタヒタで良い)指で若干広げ気味にしてボトムケースの元の場所に戻す。その上からダストワイパーを取り付ける(押し込む)その後ダストワイパー内側にもフォークオイルを塗る。※ここ2点はフルードを塗っても良し。

②スタンチョン(インナーチューブ)をボトムケースに押し込む。その際、フォームリングがスタンチョンの端に引っ掛かってしまわないようまっすぐに入れる。最後まで押し込むとエアチャンバー側のシャフトがボトムケースの底から出てくるはず。

③フォークを倒立させ、少し引き抜き、シャフトを凹めた状態にし、エアチャンバー側に規定量(20cc。軽量カップで測ること)のフォークオイルを入れる。これはエアチャンバー側のインナー(スタンチョン)とアウター(ボトムケース)との潤滑用。

④もう一度ボトムケースを押し込み、シャフトを露出させ、クラッシュワッシャーを挿入しロックナットを取り付けて締める。ここで使うクラッシュワッシャーは当然新品で、締め付けはそのクラッシュワッシャーが潰れるくらいで良い。※クラッシュワッシャーの内径はシャフトのネジ部より大きいが、(特殊なフランジの付いた)ナットを締めることにより、内側に潰れてネジ山に食い込んでいく仕組みになっている。これでゆるみ止めにもなるので、ここはケチらない

Photo_15

(クラッシュワッシャー使用前=右、と使用後=左2つ。内外に潰れているのわかるかな)

⑤ダンパーユニットを挿入する。底から少し露出する程度しかシャフトは出てこないが、指である程度引き出し一度「クラッシュワッシャー無し」でロックナットを軽く締め上げると内側のOリングもしっかり噛み付いてくる。一度ロックナットを外し、改めてクラッシュワッシャーを入れて締める。

⑥正立し、ダンパーユニットを引き上げてフォークオイルの流し込みを行う。規定量(150cc)を軽量カップで入れる。※オイルの規定量はフォークの種類によって違う。ちゃんと事前に調べておくこと。因みに同世代のF100なら155ccだ。

⑦トップキャップをしっかり締め(回しすぎてナメるなよ。ここは細心の注意で)各ダイヤル類を取り付ける。ロックアウトレバーは取り付けてみて、右に回しロックする(止まる)位置とノブの位置を確認すること。位置あわせしないとロックできなかったり、ロック解除できなかったりするので注意。ロック時のおおよそのレバー位置が乗車状態から見て、3時の方向より6時の方向の間に来ていれば問題ない。
コンプレッションダイヤルとロックアウトレバーにはしっかりグリスを塗っておき、滑らかな動き&防塵対策しよう。リバウンドダイアルを止める際はネジにネジ止め剤は必須。硬く締めても何度か走行すると振動で緩んでくる(体験済み)

⑧サスポンプで自分に合ったエア圧より少し低圧の空気を入れる。圧が上がると徐々にフォークが伸びてくる。

⑨自転車に取り付け、ステム、ブレーキも取り付ける。必要箇所にはグリスを。

まず、タイヤ(ホイール)まで取り付けたら、各調整ダイヤル全開放で十数回大きくストロークさせる(さっきフォークのエア圧を低圧にしろと言ったのはこの為)その後ロックアウトし、効けばOK。まだスカスカの場合はダンパーにフォークオイルが上がりきってない状態。落ち着くまで数回同じ動作を行う。

その後エア圧を上げ、SAGを取り、調整ダイヤルを自分のセッティングに戻せば出来上がり。

さあ、体感してくるがいい。「サスペンションの本当の性能とやらを」

※こんな感じでよろしいでしょうか>TKPさん

FシリーズO/Bタイプのダンパーオイル交換 その2[分解編]

さて、いよいよ手を入れるよ。

再度言うが、これをご覧になって自分でも!と思った方は、作業の詳細等はメーカのサイトで確認して下さい。本記事を見て作業されて不利益(壊れた等)をこうむられたとしても、当方では一切責任は負いません。自己責任でお願いします。特にディストリビュータは公に作業を推奨している訳ではないので注意。また、取扱店(販売店)によっては(一度ユーザーで分解したものは)サービス対象外と言うところもあります。

本番です。(教材は07年式32F80RLC)

①自転車本体からフォークを外す。ブレーキ関係(キャリパ及びブレーキホースのマウント)も取り外し、フォーク単体とする。調整ダイヤル類は基本“全開放”にしておく。

②取り外したフォークのエア(エアスプリング・ポジ側)をサスポンプを使って徐々に抜く。ここでバルブコアを直接押し込んで一気に空気を抜いてしまうと、エアチャンバー内の潤滑油=FOX FLUIDが無駄に飛び出してくる。今回、ダンパー周りの油交換なので、エアチャンバーは分解しない。空気が抜けていくとネガスプリングが“勝つ”のでフォークは徐々に縮んでいく=完全に空気を抜く必要はない。

③ダンパー側の調整ダイヤル類を外す。上部はリバウンドダイヤル(赤)=2mm六角平ネジ、ロックアウトレバー(青)=1.5mm六角イモネジで止まっている。ロックアウトレバーまで外すとコンプレッションダイヤル(青)は手で取れる。下部はスレッショルド(ブローオフ)ダイヤル(青)=2.5mm六角イモネジ。取り外す際、①リバウンドダイヤルのネジはネジ止め剤(ロックタイト)で止まっているので結構硬い。②リバウンドダイヤルのイモネジは極小のボールベアリングを押し込んでいるので軽く緩めるだけでよい。③コンプレッションダイヤルを外すとそこにもボール&スプリングが。いずれも紛失注意(メーカのサイトで確認要)

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(リバウンドダイヤル(赤)を外した状態。大概外した直後は埃や細かな土が入っているので少しずつ掃除しながら作業)

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(ロックアウトレバーを外すには3箇所のイモネジを緩める訳だが、上の図のようにそのイモネジの内側にボール(白い丸印)が入っており、それが内側に出っぱる事によって赤い輪=トップキャップの芯に引っ掛かって止まっているのだ。だからイモネジを緩めることによってボールが外側に逃げ、ロックアウトレバーが外れる。但しボールはグリスの粘りでその位置を保持しているだけなので、落としたり衝撃を与えると簡単にその穴から飛び出してしまう。直径1mmほどのボールなので飛ばしてしまうと見つけるのは至難)

④トップキャップが現れたら、26mmのソケットでそれを緩める。ナットが浅い&アルミ製なので、ナメないように細心の注意が必要=片手で上からソケットを押しながら、片手でハンドルを回す。※工場出荷から初の作業だとこのナットは「超」硬い。ムリと思ったら諦めること。ここでミスすると取り返しがつかない・・・緩んだら、外さずそのままに。

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(新旧の写真が混ざり申し訳ない。このトップキャップだけはマジでヤバイ。ちょっとでもソケットがずれ、ネジ山をナメると今後の一切の作業ができない。慎重に。因みに左の穴にはバネとボールが入っている=コンプレションダイヤルの“クリック”を司る。外したら無くさないように。右はそのコンプレッションの度合いを決めるボタン(ピン)=抜けないよ)

⑤フォークを逆さまにし、ボトムケース底(裏)のロックナットを10mmソケットで外す。その奥のクラッシュワッシャー(黒いプラスチックの輪)も外す。外したロックナットを反転し、浅くねじ込み、ブローシャフトと面をそろえる。それをプラスチックハンマーで軽く叩き、ダンパーシャフトそのものが中に入るよう押し込む=凹めばロックナットを取り外す。

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(ロックナットを逆さまに取り付けた図。これはスレッショルドのシャフトを直接叩かないようにするための措置。この状態にしてプラハンで叩き、シャフトを押し込む。バカみたいに強く叩かないこと。プラハンの自重程度でゆっくり沈んでいく)

⑥フォークを正立させる。その際、先ほど押し込んだシャフトの穴から油が出てくるので、オイルパンなどで受けられる準備をする。続けて、先ほど緩めておいたトップキャップを手で完全に緩めて外し、ダンパーユニットを引き抜く。と同時にシャフト穴から勢いよくフォークオイル=油が流れ出す。外したダンパーユニットはそのままウェス等に寝かせて置いておく。※ここでシャフトを伸縮させない。中に溜まったオイルが噴き出してしまう。

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(これがダンパーユニット)

⑦ある程度流しきったら倒立させ、反対側=エアチャンバー側のボトムケースロックナットを同手順で緩め、プラハンで叩く。シャフトが中に入り込むので、この段階で少しアウターレッグを引っ張る=完全にシャフトとボトムケースを分離させる。オイルパンを用意し、正立させるとここからも油が出てくる(少量)

⑧そのままボトムケースを引いていくと、いずれ抜ける。抜いたら暫くの間立てかけておき、油が垂れてくるのを待つ。(オイルパンで受けて)

Photo_11

(ボトムケースを外した状態。スタンチョン(インナーチューブ)中央がやや白っぽいのは写真上での光沢ではない。長年使うと擦れて“痩せて”くるのだ)

⑨先ほど外したダンパーユニットのチャンバー内はまだ油が充満されているので、下部バルブ口から抜く。穴に小さなアーレンキーを刺し、中のバルブリーフを“そっと”押し込む(強く押すと傷が付くor割れる)。その状態で下に向けるとチャンバー内の油が流れ出る。ここで何度かダンパーを伸縮させ、油を吐出させる。※場合によってはトップキャップ側からも油が漏れた状態になるが、それは正常だ。

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(ダンパーユニットチャンバー下部の穴。ここから油が出入りしている。見えないが中にバルブリーフがある。この穴にアーレンキーなどをそっと挿入し、バルブリーフに隙間を開け、中の油を出す)

⑩アウターレッグからダストワイパーを外す。スパナ等をテコにしてワイパーを起こす感じ。その直下にはフォームリング(スポンジ)が入っている。これも取り出す。

⑪それぞれパーツをウェスで丁寧に拭く。特にダストワイパー内側は油と泥が混ざっているケースが多い。また、各ダイヤル類は砂塵が付いている場合も多いので古い歯ブラシなどで汚れを取っておく。※先述したがそれぞれボール類は無くさないように

吐出したダンパーオイル、繁々と観察してみよう。恐らく、濁った緑色じゃないだろうか。それは元々の純正ダンパーオイル7wtの色=透明な蛍光グリーンに泥や埃や水が強制的に混ぜ合わさり「乳化」した状態だ。これではダンピング能力は著しく低下しているはず。

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また、ダストワイパーが劣化している場合、フォームリングが真っ黒になっている場合も。これはダストワイパーが汚れを掻き落とすことができずに内部に取り込んでしまった際、フォームリングがそれを吸収してしまった結果。そのような状態ならこれを機会にダストワイパーとフォームリングは交換しておいたほうがいいと思う。

FOXのフォークの場合、ダストワイパーの下(内筒側)はフォームリングを経てすぐにダンパーオイルなので、異物は混ざりやすいようだ。例えば富士見のような黒土(乾かせば粉末状の粉)や王滝の砂(非常に粒子が細かい)を喰らったフォークは多分やられているだろう。大雨の王滝を弱ったダストワイパーのフォークで走ったアナタ、今まで放っておいて本当に大丈夫だったんですか?

FシリーズO/Bタイプのダンパーオイル交換 その1[道具編]

さて、本来ならこの時期毎年行ってきたフォークのメンテナンスだが、今年はサボります。機材が新しくなったから。

でも、手順を教えて!のリクエストを頂いてたので、それにお答えします。但し、これから3回に分けて述べるこの内容をご参考にされる場合、すべて自己責任にて作業を行って下さい。よろしくお願いします。

今回の教材はFOX 32F80RLC。07年式、ダンパー形式としてはオープンバス型(いわゆるボトムケース=アウターレッグ内側に油がそのまま入っているタイプ。同メーカが現在主流としているFITタイプは“カートリッジ”型で構造が違うのでこの方法ではない)

まず、道具や消耗品をそろえましょう。

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工具類
※しつこいようだが、これらは07年式32F80RLCで使う工具。それ以外の年式や型番の場合、規格が違う可能性があるので、メーカサイト又はお店で確認してください。
六角棒スパナ(アーレンキー(って商標なんやて知らんかった)・ヘックス)
 1.5mm=ロックアウトレバー
 2mm=リバウンドダイヤル・スレッショルドダイヤル
 2.5mm=ブレーキホースマウント
 5mm=ブレーキキャリパーマウント、ステム周りほか
ソケットレンチ
 10mm=ボトムケースののロックナット
 26mm=ダンパーユニット
 (余談だが12年式FIT Remoteは27mm。ほら、違うでしょ)
スパナ等=ダストワイパーの取り外し
マイナスドライバー=ダストシール取り外し
プラスチックハンマー
サスポンプ
オイルパン(100均で売ってるバット=料理で使うトレーで充分)
軽量カップ(100均のキッチン用品売場にある。200cc入ればOK。できれば目盛りは細かいほうがいいが、10cc単位程度)

ケミカル類
(必須)
FOX純正フォークオイル7wt
ロックタイトなどのネジ止め剤
リチウムグリス(ダイヤル類に)
(任意)
FOX純正フルード(パウチに入っている)

消耗品
(必須)
クラッシュワッシャー2個
(任意)
32用ダストワイパー
※通常の使用であまりにも下から油を引いてくる=ウェスで拭いても拭いてもインナーチューブに“黒い輪”ができる場合は交換要。ゴムがへたっているorひび割れていると寿命。
※現在新型のダストワイパー(SKF製;商品の袋タグに“Low Friction”と書いてある)が出荷されており、それを利用する場合は専用工具(取り付けの際シールを押し込む道具)が必須→旧型は手ないしスパナ等で押し込める
32用フォームリング(油を保持するスポンジ)

その他
きれいなウェス
ネジやパーツを置くトレー
廃油入れ(天ぷら油捨てる用の袋など)
手が汚れるのが嫌な人は手袋(薄くて手にフィットするニトリルゴム製など)

さあ、準備は整いましたか?作業時間は半日は見てください=我々素人は急く必要も無いし、焦ると失敗するんで、充分道楽に時間が取れるときにどうぞ。

2012 32 FLOAT 100 Fit Remote(OE)

まず新旧のフォークの比較の話を。

再三出てきているが、私が直近まで使用していたSWSJのフォークは07年式32F80 RLC。KWに搭載されているのはタイトルどおり12年式32FLOAT100 Fit Remote(OE)。今回はこのパーツにフォーカスして話をしよう。

FOXの2012年モデルは3種類のグレードが用意され、XC系フォークの名前がFシリーズからFLOATになった(正確に言えば戻った)。本製品はその中で上位のFACTORYシリーズだが、OE品でコストダウンの為か、スタンチョン(インナーチューブ)はKASHIMAコートではない。そのためアウターケースのステッカー(ロゴ&グラフィック)も“金色”が入っていない。また、アフター品には設定の無い1.5テーパーステ管×9mmドロップアウト(9mmクイック仕様)という変則的な組み合わせ。加えてリモートレバーは海外仕様?(完成車仕様?)とも言うべき左操作。

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外見の細かな部分で07F80RLCと形状が異なるのは、ボトムケースのダストワイパー下のふくらみやドロップアウト部。ブレーキホース止めの方式がプラスチック部品で宙にマウントするのではなく、コの字のプラ部品でホースを押さえる方式に。トップキャップ(大きな意味で六角ボルト)の高さが工具がしっかりかかるよう高くなったこと。Remoteなのでボルトのサイズも違う(RLC=26mm、Remote=27mm→この辺りは2012モデルだから、ということではないらしいが)。

Photo_5

その他仕様としてはダンパーがオープンバスからFITカートリッジへ、キャリパ取付がインターナショナルからポストマウントとかが“現代風”である。因みにダストワイパーはSKF製(ローフリクションモデル)である。

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ダンパーに関しては元々“RLC”と“Remote”では調整できる要素が違うので単純比較はできない。RLCがRebound・LowCompression・THRESHOLD(BlowOffLimit)の3つに対し、Remoteは所詮RLの“L”ockが手元操作になっただけなので、実質Reboundのみ。このRLCの3要素「使うの?」と言われれば、私はかなり「使う(使っていた)」。単純に言えば気温が変化すればすべてのパラメータは変更する。春夏秋は大きく変えることは無いが、冬、気温が5℃以下になった時など、ダンパーオイルの動粘度は著しく落ち、硬くなる。するとサスは動きにくく、期待するような動きはしてくれない。今回は特にLowCompがいじれないのが残念。これは乗り慣れるしかないようだ。ただカートリッジダンパーは内装してる分、直接外気の影響も少ないのではないか、とも思う。この冬の検証課題でもある。

ストローク量は80mm→100mmで数値上125%アップ、実走の感想でも述べたが、前者と比べて後者はフトコロに余力があるように思う。適正SAGをとった時のエアチャンバーの内圧も今までより若干低い値なので、F80の「ヒステリック感」は感じない。マイルドなセッティングをしているわけではないが、路面追従性は格段に上がっているのがはっきり分かる。長いストロークは車体のピッチングを大きくするのでは?と思ったが、ダンパーが適正に働いている状態(当然そうなるように心掛けたセッティングだ)だとそんなことは感じない。ブレーキング時もタイヤ接地時間が多くなっていると思われ、ストッピングパワーは今まで以上に路面に伝わっているようだ=今まではタイヤが宙に跳ねる時間が多かった(長かった)のだろう。

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(新旧並べてみる。そう言えばよく勘違いされるのが07年式のフォークの色。これは褪せたり水垢で汚れたのではなく、元々こういうアイボリー色なのだ。この年式だけの特徴=06年式までは銀、08年式以降は白)

また、FITカートリッジはダンパーオイルを蓄えている部分が上部にあるので、所謂「倒立サス」に意匠が近しい。重心が若干上がるものの、バネ下重量はかなり減少している。これが起因しているのか、コーナーで機体が傾き易くなった感じがするのと、確実に路面トレースの自由度が増した感じがする。つまり、走行ラインが路面とサスによって決められてしまうのではなく、意図を持って変更できるのだ。速度が高い状態で“こじる”のは危険だが、成し崩し的に陥れられるラインを避けて通ることができるのだ。

メンテナンス性に目を向けると、総じて向上してるのでは、と感じる。ここはどう考えるか、だが、ダストワイパー周辺だけの清掃・注油は、以前のものだと分解すること無く作業が出来た。しかし、オープンバスの場合、ダンパーオイルは半年~1年使うとほぼ“乳化(=水と油と埃や土が無理やり混ぜられ、同化?した状態になること)”し、ダンパー効果が減じるので定期交換は必須。結局1年間のうちどこかのタイミングで“ダンパーを抜く”メンテナンスする必要がある=これは実体験済み。

それに比べ、カートリッジダンパーの場合は密閉されている為、油そのものの劣化が緩やかと考えられ、交換頻度が少なくて済む(ハズ)。汚れるのはスタンチョンとボトムケースとの間の潤滑油。それはボトムのロックナット2個外せば、簡単にアウターケースの抜き取りができるので、その交換は容易。加えて手の届く範囲はすべて掃除できる。

また、操作性に目を向けると、リモートロックはやはり楽。操作レバーが左にあるのは、右利きな私にはどうか?だが、リアメカを動かすのに忙しい右手より、左手の方が遊んでいる時間が多いので良しとしよう。本来、海外では“左前”(=左ブレーキレバーがフロントブレーキ;事実、私の実車が店に搬入された時はその仕様だった)なので、“左”側に“前”系の操作を固める(=フロントブレーキ&フロントサスロック&フロントディレーラーを纏める)というのが目的だろうが。

そりゃ“最新フルスペック”なら、KASHIMAコート+15QRは欲しいが、この機材を選んだ時点でその部分は納得済み。KASHIMAでなくともよく動くようメンテナンスを怠らず、折角9mmでバネ下重量が抑えられているので、15QRでなくとも高い速度域でコントロールできるようテクニックを磨くべし。そう自分に言い聞かせるのであった。

においが強すぎ

全く自転車には関係ない。

昨日は大手のお得意先の忘年会に参加、そんなに飲んだわけじゃなく(当然酔っ払うわけにはいかない)「明日(=今日)は走るぞ」と決めて寝たのに・・・起きたらカラダのだるい事。気を遣ってたんやろな、自分なりに。

しかも一昨日前に食った冷凍食品のメンチカツのにおい、まだ消えとらんぞ。ちょっとエグイわ。だるいままだが、とにかく薬局行って消臭剤を。

Photo_2

(リセッシュ置き型。やっぱりCMみたいに顔があるほうがエエと思わん?)

その後は洗濯、掃除、そして撮影と、窓開けっ放しでやってる。寒い。

撮影・・・いや、以前からの約束であるフォーク(サス)のお話のために下準備を、ね。

さて、原稿も上がったこっちゃし、連続してエントリー、upするからよろしく。

2011年12月21日 (水)

なんと!ビックリ移籍

いやね、さっきシクロワイヤードみたら・・・

「全日本4連覇の山本幸平がスペシャライズドグローバルチームに移籍」

って出てるやないですか。

ただただビックリ!ヤロやサウザー君やトッドウェルズやバリーや・・・と肩を並べるわけやね。すごいねぇ。大和魂で頑張っていただきたい。

I Am SpecializedやSP社サイトにはまだ来年の体制出てない見たいやけどね。

英国より

「あとで身銭から引き落としがある」Xmasプレゼントが届きましたわ。

Photo

海外通販初めてでして・・・めっちゃ緊張したわ。「間違ったモノ来たらどうしよ」とか「壊れとったらどうしよ」とか。

中身は

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(SIDI FIVE XC)

“優先配送”ってのを使わなかったんで、10日くらいかかったかな。

ん?いきなり海外通販で靴かよ!って。そう。普通に考えれば無謀だよな。サイズもどうだか、関税もどうだか・・・でも

①今履いている靴と同じメーカ(SIDI)で、同じサイズで、ラスト(靴型)が変わってないことを信じて、それ(MTB BULLET2というモデル)と全く同じソール(MTB Competition Sole)とアッパー素材(LORICA)を使っていることを確かめた→余談だが同社のVernice(ヴェルニーチェ=エナメル素材)だとLORICAに比べて硬いそうだ。だからそのシリーズは選択肢から外した

②今後SIDIの国内での取り扱いがどうなるかワカラン⇒自転車用シューズを扱ってる(た?)ディストリビュータは2社(ダイヤテックさん&深谷産業さん)だと思うが、前者はホームページ掲載の取扱商品群から無くなってるし、後者はMTB用のラインナップがあまりにも少ない。因みに本モデルは両者とも(国内)扱いは無いようだった。

③為替レートの影響か元々WEB設定上の定価が安い上に、クーポン(特別オファー)を使うとさらに安かった

という理由でえいやっ!とポチった訳だ。

しかし、さっき関税に触れたが、様々な輸入品の中で、“靴”に関しての法の解釈は非常に難しいらしい。私自身も買う前に個人輸入関連のサイトや政府機関のページで調べてみたが・・・確かに難解で、これと言った結論は見出せなかった。が、ここまで決心したから払えと言われれば仕方ないかな、と覚悟していたが、結局請求は無かった。でも、今後WiggleやCRCで靴を買われる際は気を付けておいたほうがいいと思う(特に高価な上位モデルの場合)。

そんなこんなで買っちまったが、まだ使えん。そう、今月クリート買うお金が無いわ。何てこったい!あはは。